パニック障害の原因
パニック障害の原因
「こころの病」「治らない」「本人の努力」
などと言う人もいますが、
パニック障害の原因は「脳」にあると言われています。
(これがまた、苦しいんですよね)
最近では、なんと、パニック障害の人は、
「二酸化炭素」や「乳酸」で発作が
起こりやすいことがわかってきたそうです。
つまり「脳内神経伝達物質のバランス」に
異常があることがパニック障害
を引き起こすと考えられています。
神経伝達物質の中の
“セロトニン”と“ノルアドレナリン”の
バランスが乱れることが原因と言われます。
パニック障害の症状
~パニック発作~
パニック障害の症状は、人によって多少違ってきます。
一般的には、突然強い不安感に襲われることが多いです。
それとほぼ同時に、「めまい」「動悸」「吐き気」、
「手足が冷たくなる感覚」、
「手足のしびれ」「非現実感」などを感じます。
これらの症状が起こることを「パニック発作」といいます。
そのときには、「死ぬのではないか」
「狂ってしまうのではないか」という恐怖に襲われます。
(実際そんなことはないのですが)
この発作は、ある一定時間がたつと、治まります。
時間は10分程度から、30分ほどかかる人もいます。
症状は心臓発作に似ていることもあるので、
死ぬのではないかとと思い、
このため救急車で病院にかかることが多いものです。
~予期不安~
パニック発作を体験すると、
「また発作がおこるんじゃないか」と、不安に感じます。
これを予期不安といいます。
これは、次の広場恐怖とともに、
行動範囲を狭める原因になります。
~広場恐怖~
電車の中、映画館、デパートなど、
人が多くいるところで発作が起きると、
その場から離れたり逃げたりするのが難しい、
という感覚に陥り、
これらの場所を避けて家にこもりがちになったり、
特定の乗り物に乗れなくなったりします。
このような症状を広場恐怖(アゴラフォビア)といいます。
また、そのような場所に出かけるというプレッシャーから、
発作になる人もいます。